
日産NV350キャラバンは、耐久性・実用性を兼ね備えた商用ベースの名車。そのキャラバンをベースに、「カーインテリア高橋製リラックスワゴン」としてカスタムされたモデルは、ディーゼル4WD仕様と相まって、今でも高い人気を保っています。
今回は、中古市場で注目されるこの組み合わせを、実用性・走行性能・快適性の観点から改めて徹底解説します。
H26年式 日産NV350キャラバンとカーインテリア高橋の魅力
実績あるH26年式ベースの安心感
2014年に販売されたNV350キャラバンは、堅牢な車体と信頼性の高いディーゼルエンジンを搭載。現在でも多くの個体が稼働しており、耐用年数やメンテナンス面での実績があります。H26年式でも、内装が高橋製リラックスワゴン仕様であれば、車中泊やアウトドア利用にも問題なく活用できます。
高橋製リラックスワゴンの高品質な内装
無垢材やJAS認定合板を使用した家具は、年月が経っても重厚感が失われません。経年劣化が目立ちやすい一般的なDIYバンとは異なり、プロの造作だからこそ「味」として活かせる内装です。ベッド・テーブル・収納なども、実用性と美観を両立した設計が評価されています。
ディーゼル4WDの実用性能を再確認:NV350キャラバン×カーインテリア高橋製リラックスワゴン
タフで長寿命なディーゼルエンジン
H26年式に搭載されている2.5L直噴ディーゼルターボエンジンは、低速からのトルクに優れ、高速巡航でも安定したパフォーマンスを発揮します。実燃費は街乗りで9〜10km/L前後、高速では12km/L前後。中古であっても、整備履歴がしっかりしていれば、長く安心して乗れます。
4WDで広がるアウトドアの可能性
このモデルのフルタイム4WDは、滑りやすい路面や積雪地帯で真価を発揮します。特にキャンプ・釣り・スキーなどアウトドアレジャーを楽しむ人にとって、頼れるパートナー。2WDモデルとの差がはっきり出るのは、悪天候や登坂路です。
中古リラックスワゴンの装備と快適性:NV350キャラバン×カーインテリア高橋製リラックスワゴン
実用性に優れたレイアウト設計
高橋製リラックスワゴンのレイアウトは、当時から完成度が高く、今でも通用する機能性を誇ります。スライド展開式ベッド、下部収納、大型テーブルなど、長期旅行でもストレスなく使えます。大人2人+子ども1人なら快適に就寝可能です。
サブ電源装備で車中泊も快適
H26年式でも、サブバッテリー・走行充電・インバーターのセットが装備されていれば、車中泊でも電子機器の充電やLED照明が快適に使えます。当時の装備でも現在のニーズに十分応えることができる点は、さすが高橋製というべきところ。
現行モデルとの比較と中古のメリット:NV350キャラバン×カーインテリア高橋製リラックスワゴン
現行モデルとの違いと個性
現行のNV350キャラバンと比較して、H26年式は角ばった武骨なフロントデザインと素直なエンジンフィールが特徴です。電子制御が少ない分、メンテナンスや整備がしやすく、DIY志向のユーザーにも好評。
中古車としての高コスパ
H26年式のディーゼル4WDモデル+高橋製リラックスワゴン仕様は、**中古価格で250万〜350万円前後(装備・走行距離による)**で流通しています。新車同等の内装クオリティをこの価格で手に入れられるのは、中古ならではの大きな魅力です。
実際のユーザー評価と活用実例:NV350キャラバン×カーインテリア高橋製リラックスワゴン
家族レジャー車としての人気
実際にH26年式リラックスワゴンを所有するファミリー層では、「週末は道の駅やオートキャンプ場で車中泊」「夏は北海道まで旅した」というような活用例が目立ちます。走行距離が10万kmを超えていても、整備済みであれば安心して長距離もこなせます。
メンテ性と安心感が高評価
「エンジンが丈夫」「電装系がしっかりしていてトラブルが少ない」といった声も多く、年式に対する不安を払拭してくれる仕様です。内装もリフォームせずにそのまま使えることが多く、即戦力の車両として選ばれています。
リラックスワゴン|NV350キャラバンとハイエースの徹底比較
カーインテリア高橋の人気モデル「リラックスワゴン」は、日産NV350キャラバンとトヨタ・ハイエースの両ベース車に対応しています。ここでは、H26年式のNV350キャラバン ディーゼル4WD仕様と、同年式のハイエース ワイドミドルルーフ ディーゼル4WDを比較し、それぞれの特長と違いを整理します。
車体サイズと取り回しの違い
NV350キャラバンは、全長4,695mm、全幅1,695mmとややスリムなボディが特長で、都市部での取り回しや駐車のしやすさに優れます。最小回転半径も小さく、狭い道でも扱いやすいと評判です。
一方の**ハイエース(ワイド)**は、全幅1,880mmとワイドボディで室内空間は広いものの、都市部ではやや運転に気を使う場面も。ただし、車中泊やキャンピング仕様にした際の「広さと余裕」は明確なメリットとなります。
エンジン性能と走行感の比較
NV350キャラバンの**ディーゼル4WD(YD25型・2.5Lターボ)**は、低速トルクに優れ、荷物を積んでの登坂や長距離走行も安定。雪道やぬかるみでも高いグリップ力を発揮します。
対するハイエースの1KD型・3.0Lディーゼルターボもパワフルで、アクセルレスポンスや高速道路での加速感に定評あり。ただし燃費はNV350より若干劣るケースも見られます。
車内空間とインテリアの違い
室内長や幅はハイエースのほうが一回り広く、2段ベッドや大きな収納ボックスを組み込みたい場合には優位です。
ただし、カーインテリア高橋の職人技により、NV350でもリラックスできる上質な空間が完成しており、ベッド展開や断熱性などは同等クラス。ベース車の差以上に、架装クオリティでの満足感が得られる作りになっています。
【オーナーインタビュー】NV350 キャラバンリラックスワゴン購入者のリアルな声
■プロフィール
お名前:K.Tさん(40代・男性)
使用目的:週末キャンプ・家族旅行
所有歴:2年半
車種構成:H26年式 NV350 キャラバン・リラックスワゴン仕様(ディーゼル・4WD)
──この車に出会ったきっかけは?
もともとハイエースと迷っていましたが、カーインテリア高橋さんの展示車を偶然見て一目惚れしました。ウッディな内装と、無骨なNV350の組み合わせが自分のライフスタイルにぴったりで、「これだ」と思いました。
中古で探していたところ、走行9万km・リラックスワゴン仕様・サブバッテリー装備という条件の個体に出会って、即決でした。
──H26年式という年式に不安はなかったですか?
正直、最初はちょっと気になりました。でも現車を見てみると、高橋製の内装は10年近く経っていても全然ヘタれていないし、むしろ味が出ていて良かったです。
車体もディーゼル4WDだからエンジンはしっかりしているし、前オーナーが定期整備してくれていたので、むしろ信頼感がありました。
──実際の使い方や、よく行く場所を教えてください
毎月1〜2回は週末車中泊しています。岐阜や長野の山間部のキャンプ場、冬は白馬のスキー場に家族3人で出かけることが多いですね。
サブバッテリーでスマホやポータブル冷蔵庫も動かせるので、特別な準備をしなくても「思い立ったらすぐ出かけられる」のが魅力です。
──リラックスワゴンの内装の使い勝手はどうですか?
文句なしです。ベッドの展開がワンアクションで済むのは本当に助かっています。テーブルの高さもちょうどよくて、食事・パソコン作業・お絵描き(子ども用)など用途が広い。
天井断熱のおかげで真夏・真冬でも温度が極端にならないのもポイントですね。高橋さんの造りの良さを実感しています。
──良かった点・気になった点があれば教えてください
👍 良かった点
内装が「家」っぽくて落ち着く
ディーゼル4WDでどこでも行ける安心感
燃費も思ったより良くて経済的(平均11km/L前後)
中古でも“完成された一台”が手に入った満足感
🤔 気になった点
後部にヒーターがないので冬はポータブル暖房が必須
ベッド下収納がやや浅めで、大型ギアは積みにくい
サイドパネルの木目がやや退色してきている
──今後やりたいカスタムはありますか?
ソーラーパネルの増設と、車内で使える小型冷暖房システムの導入を考えています。あと、外観を少しイジってオーバーランダースタイルにもしてみたいですね。バンライフというより「動く山小屋」って感じで育てていきたいです。
──これから購入を考える人にメッセージを
「年式が古いから」と敬遠している人もいると思います。でもH26年式でも、高橋製のリラックスワゴンは十分すぎるほど快適です。完成度が高いから、中古でも妥協した感じが一切ないんですよね。
自分の暮らし方に合わせて、自由に旅ができる「相棒」が欲しい人には、本当におすすめしたい1台です。
まとめ|オーナーの生の声に見る、H26年式リラックスワゴンの実力
K.Tさんの体験談からは、年式にとらわれず「本質的な価値」でクルマを選ぶ視点が伝わってきます。ディーゼル4WDの走行性能と、職人技が光る高橋製内装の快適性。この2つが揃っているからこそ、H26年式でも今なお「買ってよかった」と思える仕様となっています。
この記事をご覧のあなたも、もし「信頼できる中古キャンパー」を探しているなら、H26年式リラックスワゴンは、まさに狙い目といえる選択肢かもしれません。
🚐 NV350キャラバン ディーゼル4WD リラックスワゴン仕様|諸元表
項目 | 内容 |
---|---|
車名・グレード | 日産 NV350キャラバン ロングボディ(リラックスワゴン仕様) |
年式 | 平成26年(2014年) |
駆動方式 | フルタイム4WD |
エンジン型式 | YD25(直列4気筒DOHC インタークーラー付きターボディーゼル) |
排気量 | 2,488cc(2.5L) |
最高出力 | 約129PS(3,200rpm) |
最大トルク | 約356N・m(1,400〜2,000rpm) |
トランスミッション | 5速オートマチック(5AT) |
使用燃料 | 軽油(ディーゼル) |
タンク容量 | 約65L |
燃費(実燃費目安) | 市街地:約9〜10km/L、高速:約12〜13km/L |
乗車定員 | 5名(内装カスタムにより変動あり) |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 約4,695mm × 1,695mm × 1,990mm(グレードにより差あり) |
室内高(ベース) | 約1,350〜1,400mm(家具取付により実測は低くなる可能性あり) |
ベッドサイズ(展開時) | 長さ約1,800mm × 幅約1,300mm(モデルによる) |
登録区分 | 3ナンバー/5ナンバー(構造変更なしの場合) |
内装ビルダー | カーインテリア高橋(リラックスワゴン) |
主な装備(オプション含む) | スライド式ベッドキット、サブバッテリー、インバーター、テーブル、LED照明など |
「か~いんてりあ高橋」について
「か~いんてりあ高橋」は、1983年に長野県長野市で創業した、40年以上の歴史を持つ老舗のキャンピングカー製造・販売会社(ビルダー)です。
その名の通り、特に**「カーインテリア(自動車内装)」**の製作に強いこだわりと定評があります。主な特徴は以下の通りです。
- 内装へのこだわり: 木のぬくもりを活かした上質な家具や、使い勝手を徹底的に考え抜かれたレイアウトなど、快適な室内空間づくりを得意としています。
- ユーザー本位の設計: 「こういう機能があったら便利」というユーザーの声を反映した、痒い所に手が届く設計が人気です。細かな仕様変更やカスタマイズにも柔軟に対応しています。
- 長年の実績と信頼: 長年にわたり、特にトヨタ・ハイエースをベースとしたキャンピングカー製作の分野で、業界をリードしてきた実績と高い信頼性を誇ります。
一言でいうと、**「キャンピングカーの内装(インテリア)のプロフェッショナル集団」**と言えるでしょう。
「リラックスワゴン」について
「リラックスワゴン」は、か~いんてりあ高橋が製造・販売するキャンピングカーのシリーズ名です。主にトヨタ・ハイエースや日産・NV350キャラバンをベースに製作されています。
その最大の特徴は**「普段使いもできるキャンピングカー」**というコンセプトです。
- 日常に溶け込む外観: 外から見ると、一般的なミニバンやワゴンとほとんど変わらないため、通勤、買い物、送迎といった日常のシーンでも気兼ねなく使用できます。このようなタイプのキャンピングカーは「バンコン(バンコンバージョン)」と呼ばれます。
- 変幻自在の室内空間: 車内は、か~いんてりあ高橋の真骨頂である独自の内装が施されています。
- ダイネットモード: シートを対面式に展開すれば、家族や仲間と食卓を囲めるリビングスペースになります。
- ベッドモード: シートをフルフラットにすれば、大人でもゆったりと足を伸ばして眠れる広大なベッドスペースに早変わりします。
- 豊富なラインナップ: 家族構成や使い方に合わせて、「Type1」「Type2」など、さまざまな内装レイアウトのモデルが用意されており、自分に合った一台を見つけやすいのも魅力です。
- 充実の設備: コンパクトなシンクや冷蔵庫、FFヒーター(エンジンを停止していても使える暖房)、電源を確保するためのサブバッテリーシステムなど、車中泊を快適にするための装備も充実しています。
リラックスワゴンは**「一台で日常と非日常(旅行・車中泊)をシームレスに繋いでくれる、内装のプロが作った賢いキャンピングカー」**と言えます。その完成度の高さから、キャンピングカーのエントリーモデルとしても、ベテランユーザーの乗り換え先としても、長年にわたり高い人気を誇っています。
NV350キャラバン×カーインテリア高橋製リラックスワゴン|ディーゼル4WDの魅力は?まとめ
H26年式のNV350キャラバン×カーインテリア高橋製リラックスワゴンは、装備・耐久性・実用性のバランスが非常に高く、今でも中古市場で高い人気を保っています。新車では手の届かない価格帯でも、高品質なバンライフ仕様が現実的に手に入るという意味で、コストパフォーマンスは抜群です。
ディーゼル4WDの安心感と、プロが作り込んだリラックスワゴンの内装。この組み合わせは、年式に関係なく、「長く使いたい」人にこそ選ばれる理由があります。中古でも十分活躍できるポテンシャルを秘めた1台として、検討の価値は大いにあります。