
ランドローバー ディフェンダー110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WDは、本格オフローダーの伝統を守りながら、快適性と先進技術を大幅にアップデートした最新モデルです。都市と自然をシームレスに移動するために進化を遂げたこのモデルは、アウトドア志向のユーザーはもちろん、日常使いにも適した万能SUVです。この記事では、R5 ディフェンダー110 S D300の性能・装備・価格を中心に、その魅力を詳しくご紹介します。
ランドローバー ディフェンダー110 S D300のスペックと走行性能
最新型D300ディーゼル+MHEVの実力
R5年式には最新の3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン(D300)を搭載。最高出力300PS、最大トルク650Nmを発揮し、力強い加速と静かなエンジン音を両立します。また、マイルドハイブリッド(MHEV)システムにより、停車時のエンジン停止や減速時のエネルギー回生が可能。燃費性能やエコ性能が一段と向上しています。
圧倒的なオフロード性能と走行安定性
電子制御式エアサスペンションにより地上高を最大291mmまで確保でき、渡河深度は驚異の900mm。テレイン・レスポンス2やアクティブロック付きセンターデフにより、あらゆる地形に対応可能です。オンロードでもSUVとは思えないフラットな走行感覚を実現しています。
ディフェンダー110 S R5年式の外観・内装の進化
タフさと洗練が同居するエクステリア
R5モデルでは20インチホイールやブラックアクセントパックなど、オプション装備がさらに充実。新たなボディカラーも追加され、無骨さと都会的センスを両立したデザインが完成しています。フラットなボンネットや角ばったシルエットが、機能美として際立っています。
インテリアはより上質で機能的に
最新のPivi Proインフォテインメント(11.4インチ)を標準装備し、表示速度と使いやすさが大幅に向上。Apple CarPlay/Android Autoの無線接続にも対応しました。シート素材は耐水性と耐久性を兼ね備え、アウトドア使用にも適しています。USBポートも全席にあり、長距離移動も快適です。
ランドローバー ディフェンダー110 S D300の燃費・維持費・価格
実燃費とコストパフォーマンス
実燃費はWLTCモードで約10.7km/L前後。マイルドハイブリッドの効果により、市街地走行でも10km/Lを超えることが多く、軽油を使用するため燃料コストも抑えられます。重量税や自動車税はやや高めですが、それを補うだけの走行性能とブランド価値を持ちます。
R5年式の価格と市場動向
新車価格は980〜1050万円前後(オプション内容により変動)。中古市場では、低走行の個体が880〜950万円で流通しており、リセールバリューも非常に高い水準を維持しています。輸入車ながら、耐久性とブランドの信頼性が評価されている結果といえるでしょう。
ディフェンダー110 S D300はGクラスやランクルとどう違う?
メルセデス・ベンツ Gクラスとの比較
Gクラスがよりラグジュアリー志向に特化しているのに対し、ディフェンダー110 Sは「走れるラグジュアリーSUV」としてのバランス感覚が優れています。Gクラスの新車価格が1500万円〜なのに対し、ディフェンダーは1000万円以下で高性能な4WD性能が手に入ります。
トヨタ ランドクルーザー300との違い
ランドクルーザーは堅牢性と信頼性が抜群で、世界中で実績を誇るモデルです。ただし、ディフェンダーの方が装備が先進的で、特にPivi Proや360°カメラ、電子制御サスペンションの面で優位。デザインも個性的で、所有満足度は非常に高いと評価されています。
ランドローバー ディフェンダー110 S D300レビュー・口コミ
◎ 高評価レビュー
● 圧倒的な走破性と快適性の両立(50代/男性/アウトドア好き)
ディフェンダー=無骨なイメージを持っていましたが、R5年式は違いました。舗装路では非常に静かでスムーズ。オフロードでは信じられないほどの走破力を発揮します。特に、可変エアサスとテレイン・レスポンス2の組み合わせは秀逸。山奥の未舗装路でも安心して走れました。エアコンや音響も高水準で、長距離でも家族が快適に過ごせるのがいいですね。
● 内装が一段と洗練されて高級感が増した(40代/女性/都市部在住)
R5年モデルから採用された新しいPivi Proシステムは、スマホのような操作感でとても便利です。Apple CarPlayの無線接続も助かります。インテリアは洗練されており、シート素材の質感や収納スペースの多さも気に入っています。サイズは大きいですが、360度カメラがついているので駐車も問題ありません。
● ディーゼルとは思えない加速と静粛性(30代/男性/通勤用に使用)
D300の直6ディーゼル+MHEVはトルクが分厚く、高速の合流や追い越しでも余裕があります。静粛性も高く、ディーゼル特有の振動や音がほとんど気になりません。街乗りの実燃費は約10km/Lで、軽油という点も経済的。重さを感じさせない走りは、この車の最大の魅力だと思います。
△ やや不満の声
● サイズ感に慣れるまで時間がかかる(30代/女性/日常使い)
幅が2メートルを超えているので、狭い路地や立体駐車場には苦戦します。最初の数週間は運転に気を使いました。ただ、慣れればカメラとセンサーでカバーできるので、運転自体が難しいわけではありません。
● オプション選びが難解(40代/男性/購入検討時)
グレードに対して選べるオプションが非常に多く、初めてランドローバーを買う方は混乱すると思います。装備が充実している反面、価格がすぐに跳ね上がってしまう点は注意が必要です。
● ソフトウェアの日本語対応が中途半端(50代/男性/IT関連職)
Pivi Proは非常に便利ですが、一部のメニューや操作が英語のままだったり、マニュアルが日本語に完全対応していない部分があります。ソフトウェアアップデートで改善されることを期待したいです。
ランドローバー ディフェンダー110 S D300は、タフさとプレミアム感を両立した唯一無二のSUVです。通勤にもアウトドアにも使える万能性があり、走行性能に関しては文句なしという声が多数。
一方で、価格やサイズ感に関してはしっかりと検討すべきポイントもあります。所有する喜びと実用性を兼ね備えた1台を探している方には、まさに理想的な選択肢といえるでしょう。
総合評価(★5点満点)
評価項目 | スコア | コメント |
---|---|---|
走行性能 | ★★★★★ | オン・オフ問わず高次元。D300+MHEVの完成度が高い |
快適性・内装 | ★★★★☆ | デザインと使い勝手の両立。R5年式でさらに上質に |
実燃費と維持費 | ★★★★☆ | 軽油+MHEVで10km/L超え。車体が重い分、維持費は平均以上 |
操作性 | ★★★☆☆ | サイズに慣れが必要。カメラ&センサーは優秀 |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ | 高額だが内容には納得。リセールも期待できる |
ランドローバー ディフェンダー110 S D300 諸元表
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | ランドローバー ディフェンダー110 S D300 |
年式 | 令和5年(2023年) |
型式 | 3DA-LE72X |
駆動方式 | フルタイム4WD(4輪駆動) |
エンジン型式 | AJ300D(直列6気筒ディーゼルターボ+MHEV) |
排気量 | 2,997cc(3.0L) |
最高出力 | 300PS(221kW)/ 4,000rpm |
最大トルク | 650Nm(66.3kgm)/ 1,500–2,500rpm |
トランスミッション | 8速オートマチックトランスミッション |
燃料種類 | 軽油(ディーゼル) |
燃料消費率(WLTC) | 約10.7km/L(目安) |
全長×全幅×全高 | 5,020mm × 2,005mm × 1,970mm |
ホイールベース | 3,022mm |
最低地上高 | 最大291mm(電子制御エアサスにより可変) |
乗車定員 | 5名(オプションで7人乗りも選択可能) |
タイヤサイズ | 255/60R20(標準装備ホイール) |
最小回転半径 | 約6.3m |
車両重量 | 約2,500kg |
最大渡河深度 | 900mm(電子制御サスペンション適用時) |
ディフェンダー110S・3.0L・D300は買いか?ディーゼル4WDの本気とは?まとめ
R5 ランドローバー ディフェンダー110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WDは、オフロードに強く、街中でも映えるデザイン、そしてプレミアム感を併せ持つSUVとして、まさに「全部入り」の一台です。高性能エンジンとマイルドハイブリッドによる燃費性能、そして先進装備の数々により、アウトドア志向の方だけでなく、日常使いにも非常に適しています。
価格帯こそハイエンドですが、それに見合う性能・品質・ブランド価値を備えており、こだわりのあるユーザーにこそ選ばれるべき一台といえるでしょう。