キャンピングカー【FFヒーター】点火しない?温まらない?




キャンピングカーのカスタムの達人たけやんです。

冬にキャンピングカーを使ってキャンプをする時に必須とも言えるのがFFヒーターですよね。

ですが、いざFFヒーターを使おうとしたときにFFヒーターが点かなかったり、温まらなかったりしたらたまったものじゃありませんよね。

キャンピングカーでの悩み、お問い合わせで多いのが「温まらない」なんです。

今回はFFヒーターが点火しない。温まらないという悩みについて考えていきます。




【FFヒーター】つかえない、点火しない?温まらない?

実はFFヒーターは結構問題が起こりやすいものだったりします。

よく起こる問題としてあがるのが、着火の失敗や電圧の低下などがあげられます。

FFヒーターはキャンピングカーで使用するという特性上、いつも同じ状況で使用するわけではありませんよね。

利用する人によって使用する場所や状況が違うので原因はさまざまであるので、問題が起こりやすいのです。

FFヒーターがつかえない、緊急の対策は?どうしたらいいの?

FFヒーターが動かなくなった場合には、2回ほど間隔を開け、再始動を試してみてください。

それで直ることもよくあります。

ただこれは応急の措置なので、故障気味だと感じたら修理に出すことをオススメします。

そして、困った事にならないようにするためには定期的な点検が一番です。

FFヒーターは、最低限、月に一度、30分~1時間程度稼働させるようにしてください。

これはたけやんが推奨している点検方法なので必ず定期的なチェックをしておきましょう。

定期的な点検には燃料を劣化させない意味もあります。

長い期間、放置された燃料は劣化しやすく、劣化した燃料は着火や燃焼がしにくくなります。

ですから、しつこいようですが点検は必ず行いましょう。

FFヒーターの点火しなくなった時の原因は?

ひとつはFFヒーターが問題ではなく、サブバッテリーの劣化です。

サブバッテリーも消耗品なので使い続けていると充電が長く持たなくなってしまいます。

買い替えるようにしましょう。

燃料があるかどうかも確認しましょう。

室内を温める仕組みは、燃料を温め冷風を温風に変えることによって車内を温めています。

また燃料を燃やす際、完全に燃やしきれなかった燃料がススとなって残り、それが吹き出し口に溜まることによってFFヒーターがオーバーヒートし、動かなくなることによって温まらなくなることがあります。

その際はオーバーホールをしましょう。

同じ仕組みで、荷物によって吹き出し口がふさがれていても、オーバーヒートによって動かなくなることもあります。

機械を冷却できず動かなくなっている状態なので、原因を取り除き温度が下がった状態で稼働させると動くようになります。

その他の原因として、何らかの原因で安全装置が働き、ロックがかかってしまう場合もある様です。

FFヒーターの点火の不具合をおこさないためには?

FFヒーターが点火しない理由としては日ごろからメンテナンスをさぼってしまい、いざというとき、点火しない、もしくは温まらないことがあります。

理由としてはサブバッテリーの電力が弱っている場合で点火する際に十分なFFヒーターを点火させる力を得ることができず点火不良となることが多いです。

この場合、サブバッテリーとメインバッテリーを切り替えるなどして点火が確認された場合、バッテリーが原因であることが特定できますのでサブバッテリーをフル充電するか交換すると改善されます。

他にはFFヒーター以外が原因であることも・・・

車には電源を使用する際、電源ヒューズが装着されています。

このヒューズが抜けかけていたり寿命を迎えると容量不足であると誤認してしまいヒーターの電力を確保できないこともあります。

この場合は一度ヒューズを抜き汚れの度合いでヒューズを交換するとよいでしょう。

ヒューズ自体は価格はかなり安いので複数電源ヒューズを所有していても問題はないでしょう。

それとFFヒーター内部の故障については専門知識が必要となります。

分解掃除できる方のみが分解し修理をするとよいです。

そして、ヒーターが動作しているが温まらない理由は、排気管が原因です。

この部分が詰まってしまうと十分な空気を送り込めず燃焼が十分ではなくなり性能が落ちます。

排気管を確認して詰まりを確認し、詰まっている場合はパイプを交換するか掃除すると改善します。

FFヒーターが作動しない、白煙の恐れとは?

軽油を燃料とするFFヒーターは内部にススが付きやすいため、作動しなかったり白煙が出る恐れがあります。

ガソリンを燃料とするFFヒーターもまたススによるトラブル、加えて燃料の配管内に変質ガソリンが残っている場合もあります。

こちらもまた作動しない等のトラブルとなります。

春から秋、寒くなるシーズン前には月に1回使用する等きちんと動くかどうかチェックしておくとトラブルを未然に防ぐことにもなり、安心して冬を迎えることが出来ます。

費用はかかりますが5年に1度位の間隔でFFヒーターをオーバーホールする事は、長くFFヒーターを使う上で重要となってきます。

長年取りきれず溜まったススは、部品交換等の大きなトラブルとなってしまいます。最悪本体交換にもなりかねません。

オーバーホールで溜まったススを綺麗にしたりトラブル箇所を未然に防ぎ、長く楽しいキャンピングカーライフをお過ごし下さい。




FFヒーターが点火しない?温まらない?まとめ

使用中にFFヒーターが動かなくなったら焦ってしまいますよね。

FFヒーターの管理が大事なことをお伝えしました。

日頃からのキャンピングカーへの愛着があれば見た目の美しさだけでなくFFヒーターという見えないところにある大事な機能のメンテナンスが大事なんです。

FFヒーターがいざとなったときに温まらない。点火しない。使えないという困ったことが起こらない様、普段から定期的なオーバーホールをしたり、シーズン外でも月に1度は稼働させるようにしましょう。