キャンピングカーのカスタムの達人たけやんです。
ご自身で「FFヒーターを取付けたい!」という考えの方、ご注意ください。
結論から言いますとFFヒーターは公認の資格を持っていないと人気メーカーのエバス社やベバスト社のFFヒーターを取付けできません。
そして、有資格者でないと、新品は公式メーカーから購入することもできません。
もし、ネットで購入できる商品が出回っているとしたら不正規品か中華製ということになります。
そこで今回はキャンピングカーに後付で取付けるFFヒーターについてお伝えします。
Table of Contents
FFヒーターの取付け方法とは?
FFヒーターは、エンジンを動かしていなくても車内の温度を快適にしてくれる燃焼式ヒーターです。
キャンピングカーのユーザーが「装着してよかった装備」で№1にも選ばれました。
そこで、これから買おうとしている人のためにFFヒーターの取付け方を解説します。
FFヒーターの取付け解説
上記がFFヒーターの有資格者の証拠となります。ZERTIFIKATは、ドイツ語です。
FFヒーターは自分で取付けられるのかが気になっている人もいると思いますが、後付けとなりキャンピングカーに搭載するのためには加工が必要になります。
車体や配管にまんがいち加工ミスがあったら大変なことになります。
ですから多少はお金はかかってしまいますが、FFヒーター取付けの有資格者のいる業者にお願いしましょう。
そこで次に気になるのは、後付けをしてくれる業者はどこにいるの?ということです。
取付をしてくれるディーラーや工場は・・・・・少ないです。
なぜならFFヒーターの取付けには厳しい試験があるからです。
そして有資格者がいないとキャンピングカー専門のドイツ製FFヒーター「エバス社」「ベバスト社」の正規品を購入できないのです。
FFヒーターの取付けは以下の順にて施工していきます。
①取付け場所の選定
不安定な場所は危険なので、安定していてしっかり固定できる場所を選びます。
②燃料タンクの取付け=穴あけ加工が必要なパターンがほとんどです。
③燃料配管を行う。ヒーター本体に接続します。
④吸排気管の取付け=車体への穴あけ加工が必要です。
⑤車外の吸排気管の取付け
⑥ポンプの固定
⑦電気配線
電源とコントローラーそれぞれに配線が必要なので、専門的な知識が必要になってきます。
この7つの手順を見て、少しでも不安と思われたら近場の方はたけやんに相談にきてくださいね。
FFヒーターでバッテリーが上がる?なぜ?
冬場、車内を温めるためにFFヒーターを使用する際にエンジン停止状態で車を動かすバッテリーだけ装備している場合、バッテリーが上がる原因も考えられます。
そこでサブバッテリーの搭載をおすすめします。
それではサブバッテリーだけで何時間FFヒ-ターを使用する事が可能なのでしょうか。
ここからは専門的なお話になるので読み飛ばして「後付の費用の話」にすすんでくださいね。
ここから専門的な話
例として105AのFFヒーターで考えていきます。
こちらは記載の8掛けが実際の消費電流となりますので実際使用できる電流量は80A程度となります。
これは1Aの製品を80時間使用できるもので、こちらをFFヒーターに当てはめて考えてみましょう。
FFヒーターの消費電力が30Wだとすると、消費電流は2.5A(30W÷12V)となります。
(12Vというのはサブバッテリーの仕事ができる電力量です。)
FFヒーターの消費電流は2.5Aなので、32時間(80A÷2.5A)の使用が可能という事になります。
あまりにもバッテリーが持たない様であれば、充電不足か、バッテリーの劣化を疑いましょう。
FFヒーターの使用に車を動かすバッテリーを使用してしまうとバッテリーの上がってしまう原因となる為、サブバッテリーの極度な使用を避けて充電を長く持たせるようにするか、サブバッテリーを2個用意しておくようにしましょう。
また、サブバッテリーの寿命は3年前後と言われていますが無理な使用を続けていると劣化が早まってしまい、充電が早く減ることの原因となってしまいます。
無理な使用とは、「過放電」です。
電圧が10.5V以下になると負荷がかかった状態となる為充電が必要となりますが、その状態で使用しているとバッテリーの寿命を短くする要因となるので、長く持たせる為には10.5V以上、余裕があれば11.5V以上での使用を意識して使用しましょう。
また、「過充電」をしていてもバッテリーの寿命が短くなるので、適度な使用が必要です。
新品の後付での取付け費用はどお?
車中泊の暖房器具として最適なFFヒーター。
価格は有名なベバスト社やエバス社のもので25万円前後(工賃含む)します。
ベバスト社はドイツに本拠地を置く自動車関連企業であり、寒さの厳しいヨーロッパ地方で実績豊富であること。
製品は長い間、同じデザイン、同じ仕様で製造されているその信頼性は高いと言えます。
エバス社の製品は品質改良されながら新しいタイプにバージョンUPされて取付けやすさ、メンテナンスもしやすい商品となっています。
たけやんのオススメはエバス社のFFヒーターですね。
FFヒーターの取付けは軽油とガソリンでは費用が異なるのでしょうか?
FFヒーターは軽油とガソリン、その両方のタイプの機種に分かれており、取付けの費用はそれぞれ違います。
なぜならディーゼル車かガソリン車かによって施工方法が異なるからです。
ディーゼル車は燃料を車のホースから分岐させるため比較的容易で3~5万円前後となります。
対してガソリン車では燃料を取り出すための管を設置する必要性が出てきますので、お値段が上り5~7万円前後かかることも少なくありません。
FFヒーターは後付けにするほど設置費用が高くなります。
それは取付けに合った場所でないと様々な不都合が生じるためです。
例えば、FFヒーターは、そのもの自体が熱を持ちますので、他の機材と近すぎる場所に設置するのは好ましくありません。
また、きちんとしたスペースがないと、作動音が響くようになる危険性もあります。
よって費用面だけでなく、使用感においても後付けでの取付けは有資格者でないと正規での購入もできないしメーカーの保証も得られません。
後付での取付けで車検は大丈夫なの?
FFヒーターを後付で取付けると車検に通らないという恐れがあるのか?!という心配もあると思います。
通常の車屋さんでの車検は問題はありません。
ところが、自分でFFヒーターを付ける際に注意が必要です。
余計な配線を増やすことにより車検が通らないような恐れもあるかもしれません。
配線のつなぎに不具合が生じていて配線がむき出しになってる状態や、燃料が傷がついてるよ接触面が悪くショートしてしまうような恐れもあったりすると車検の際に注意されるかもしれません。
車検によりFFヒーターの取付けの助言がされると余計な負担がかかり出費が増えてしまう恐れもあります。
まずは夏の間、使用しなかったり長期間使用しなかったりしていると、こういったヒーターの面で不具合が生じているかもしれません。
ヒーターが作動しているかを車検の前に点検することが必要です。
FFヒーターの後付での取付けのまとめ
FFヒーターの後付での取付けやサブバッテリーの必要性、車検について書いてきました。
どうでしたか?
アマゾン等で販売されているFFヒーター購入されてご自身で設置を考えている方、失敗すると大事なキャンピングカーにダメージをあたえてしまいます。
車検にも通らないかもしれません。
キャンピングカーは高額で財産です。
下取りや売却、買い替えの際にも不利な結果になることも多いのでFFヒーターの取付けは有資格者の専門家に依頼してくださいね。
FFヒーター 取付け 岐阜、愛知・名古屋
岐阜県は岐南町にて、たけやんはキャンピングカーを日々さわっています。
キャンピングカーがたくさん展示されているのでぜひ、見に来てください。
もちろん、わたし、たけやんがカスタムした車もありますよ。
国道22号線沿いで木曽川インターからも近いので便利です。
Google地図ではオートサイト 中古車サービスと表示されていますが間違ってますね。
実際はメインが「キャンピングカー専門店」+「輸入中古車」+「ハイエースレンタカー」なんですけどね。
唐突ですが・・こちらの記事も人気ですよ。
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たけやんはキャンピングカーのカスタムのプロで有資格者です。さらには車検のプロでもあります。
たけやんの職場はキャンピングカーのカスタムに必要な環境が整っていて車検工場にも指定されているんですよ。